ミラクルひかるが背負うもの

ミラクルひかる宇多田ヒカルのモノマネをしている動画(過去のテレビ番組とか)をYouTubeでたまに見かける。

宇多田ヒカルデビューからしばらくの間のミラクルひかるのモノマネはかなり似ていて、芸としても面白い。宇多田がDSのCMで着用した胸元に穴の空いたワンピースでFirst Loveを歌唱するのがテレビ初登場、そこから「Traveling」のコスプレなど色々な形で宇多田のモノマネを続けている。ミラクル自身が宇多田の大ファンだという話も有名だが、2006年にはHEY!×3にて宇多田ヒカルとの共演を果たしている。パーティーで芸を披露するミラクルひかるの動画があったりするが、結構コアな曲(Utadaの曲とか)もやっていて面白い。ミラクルひかるが好きな宇多田ヒカルの曲は「サングラス」と「蹴っ飛ばせ!」と「This Is Love」らしい。(下の動画で語っている。これがミラクルひかるチャンネル1本目の動画なのだが、このチャンネルは1年前にガーシーを真似た動画を最後に更新が途絶えていて残念。清水ミチコのシミチコチャンネルはコンスタントに更新され続けているというのに。)

youtu.be

あと、ミラクルについて特筆すべきは宇多田の喋りモノマネが上手いことで、ただ歌が似ているだけではなく誇張した喋りで笑いを取ることで、ミラクルひかる宇多田ヒカルモノマネは芸として成り立っている。

しかし、宇多田ヒカルが活動再開した2016年以降のミラクルひかるの歌唱は、もはや全く似ていない。宇多田の声もミラクルの声も変わった、のだろうし、何より細かい節回しを全く寄せることができていない。誰かミラクルひかるのボーカルディレクションをしてやってくれ、という気持ちになる。喋りはまだ踏みとどまってるけど。

このことには、ミラクルひかるファン(?)も気付いているようだ。YouTubeのコメント欄を見る限り、「ミラクルは昔は本当に似ていたが、今は全然似てない」というのは皆(誰?)が薄々感じていることなのだ。そして、彼らはスピリチュアルな分析コメントをいくつも残している。

こういうコメントに出会うと不気味になって、いつも動画を見るのをやめてしまう。結局のところ、皆ミラクルひかるに期待しすぎているということなのだろうか。最後にそういうコメントの一部をコピペしておく。

 

絶頂期の宇多田の憑依マネする絶頂期のミラクルの貴重な録画だね。ミラクル自身は音域や声量は問題無いのに、今は音域や声量が出なくなった今の宇多田に憑依してしまうから、ミラクルも高音だせないマネになっているけど。器用なのに不器用な、相反する所がミラクルらしい。

活動休止前のモノマネを長くやりすぎて今の宇多田さんの歌い方が出来てないが似ていることには変わりない

これはこれでいいけど、あんなにそっくりだった二人の分岐がいつだったのか気になる

昔の宇多田を歌う時、本人よりも近く歌える気がする。

産休あけて歌い方変えた直後でチューニングが間に合ってなかったときだな
唯一似てない

最近は癖のあるモノマネし過ぎて宇多田のマネにも影響出てるけど、似てるとこはやばいくらい似てるな特に低音は圧巻✨