リナサワヤマの Your Age が好き

リナサワヤマの "Your Age" 。リナの2ndアルバム Hold the Girlの中でもなんとなく好きな曲でよく聴いていた。入り組んでなくて聴きやすいサウンド、そして歌い出しの Not a secret, not a problem... からして僕でもわかるような力強い言葉が好き。

超今更ながら、2023年9月にBBCでリナが受けたインタビューでYour Ageについても語られていて、このインタビューについては日本語に訳された記事や動画も出ているので、あんま内容はないけど書き留めておく。

www.bbc.com

アルバムHold the Girlの着想となったのは、「セックスと恋愛のセラピー」を受けて「17歳の時、当時は恋愛だと思っていた教師(年上の男性)との関係がグルーミングだったと分かったこと」だという。僕は詳しくないのでリナがどういうセラピーを受けたのかわからないけど、他のインタビューも読んでみたりするとインナー・チャイルドが関係するセラピーなんだろう。

このエピソードを語るのはこのインタビューが初めてだ、と言っていて、話してくれてありがとうと思うし、動画の冒頭で今をどう表現するか聞かれて「ほっと一息」(a sigh of relief) と言っていることからもわかるように、Hold the Girlのアルバムやツアーがようやく終わって一歩離れたところからそれを語れるようになったのかな、とも思う。ツアーもリナの声の不調でキャンセルになった公演もあったりしたようだけど、それも含めてちゃんと心にも身体にも無理のないスケジュール(それでも、本人も言ってるようにめちゃくちゃキツかったんだとは思うけど…)で動いてくれているように見えて安心する。

…そして、Your Ageはリナがその教師と同じ年齢になった今の実感を歌っている歌なのだと。17歳の自分に向けたともとれる力強くも優しい言葉から始まり、サビの怒りに繋がる。 "I survived a social suicide" という歌詞は重い。記事にも「サワヤマさんは、この関係のせいで仲間から「ふしだらな女」だと見下されたと感じたことを認め、その影響で長い間、自己嫌悪に陥ったと話した。」とあるけど、日本語ではあまり馴染みのないsocial suicide(社会的自殺??)とはこういうことを言っているのだろう。

 

リナは「観客を見ていて、女性やフェム(女性的なゲイ、トランスジェンダー、ノン・バイナリーの人たち)たちが曲に共感しているのを見ると、分かっているんだなと思います」「あなたもこれを経験したのかもしれない、と」と言っている。僕がリナの言うその層に当てはまるか、また僕自身の経験は置いといて、去年大阪で見た Hold the Girl TourでHold the Girlが流れた時、またHurricanesからシームレスに Your Ageが流れてきた時はほんとに嬉しかった。グリーンの照明もよく覚えてるし、Your Ageに興奮して思わず回したけどやっぱ生で観るのに集中したくなったのか6秒だけで止めちゃった動画がカメラロールに残っている。笑(結局 Chosen Familyと Cherryだけフルで撮ったけど、この2本は今でもよく見返す宝物。)

この記事書いて思い出したんだけど、アルバムHold the Girlを買った時にタワレコでもらったリナのでかいポスターどうしよう。あんまりポスターとか貰わないようにしてるんだけど、欲しくなっちゃってもらってきたものの飾るところもないし。(;o;)

 

↓インタビューはYouTubeにも上がっている

youtu.be

 

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