私の心返して!

「Find Love」のCMより長いバージョン(フルではない)を初めて聴いた時、なんとなくUtadaの「Taking My Money Back」みを感じた。この前 This Is The One を久々に聴いてみてそのことを思い出した。Taking My Money Backにもハイハットの刻みが出てくるし、フルを聴いた上でもなんとなくFind Loveに近い感じがする。

最初に似てると思ったのは多分、サビ終わりに「'till I find love 'till I find love…」を繰り返すのと「I'm taking my money my money money back」の繰り返しが似ているからだった。

Find Loveはもっとアップテンポの曲だけれど、終わりに行くにつれてどんどん落ち着いていく。後半のドラムは倍(半分?)になり、Taking My Money Backと同じノリになっている。そしてFind Loveも昔の曲だったらフェードアウトして終わってたのかも。

 

歌詞の内容はなんとなく地続きといえるだろうか。Find Loveの冒頭には "Though I took whatever came my way / I'm paying for it now, baby" とある。Taking My Money Backでは「クズ男(?)に利用されていただけだったのね、あたしの時間を返して!」と歌うが、Find Loveの歌詞ではそれから時間を経て自分のことを振り返っているみたいな感じがする。Find Loveでは "So I gotta watch out who I share my affection with / Until I find love cuz I'm way to affectionate" と歌ってて、もうクズ男にはまりそうにない強さがある。

この対比は、自らオマージュだと語った「Movin'on Without You」と「キレイな人(Find Love)」にも通じるものがあると思う。

ヒカルは以前、アルバムについて "In the past, my songs often focused on my relationships with other people.  My new album is shaping up to be more about my relationship with myself." と語ったが、Find Loveは日英版両方ともこのコンセプトをよく反映している!

アルバムの他の曲だと、「いくつもの出会いと別れ振り返って思う」から始まり自分語りする「誰にも言わない」の歌詞もまさにこれ。

 

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