宇多田ヒカルの歌は難しすぎる

88risingから、宇多田ヒカル & Warren Huwの名義でリリースされた「T」。我らがヒカルさんの歌唱がなんせ絶品なのでヘビロテしている。もう一方のウォーレン・ヒューさんはインドネシアのラッパーで20歳。僕は今回のCoachellaを見るまで知らなかった(そもそもHIPHOPを全然知らない…!)。

 

普段のヒカルさんの曲は歌うのがすごく難しい。(跳躍だらけのメロディー、複雑なリズム、音域の広さ、ブレスする箇所の少なさ、等の要因から。)そして、ヒカルさんは持ち曲を難しくしすぎて歌唱力をかなり押し殺してしまっている(と僕は思っている)。カラオケで宇多田ヒカルの曲を歌ってみると、あれをサラっと歌っているヒカルさんの凄さに気づくわけですが。

そんなわけで、宇多田ヒカルを一聴して「わあやっぱりこの人歌上手いなぁ」と思うのは、他人の曲をカバーしたりしているときなのです。

今回の「T」の他にパッと思いつくのは・・

2009年にMIKAのライブ(@新木場STUDIO COAST)に飛び入り参加してデュエットした「Let It Snow」、観客も宇多田ヒカルの歌唱力に沸いている。シンプルな歌を歌った時にヒカルさんの歌唱力が光るんですよねぇ。MIKAとヒカルさんは昔からお友達らしいので、Coachellaでコラボしないかな〜と思ったけどありませんでした。MIKAのステージもYouTubeライブで見ましたが、彼らしいパフォーマンスがとても良かったです。

youtu.be

 

他だと、2007年にデジタルリリースされたDo You (feat. Utada)。リンクは貼らないがYouTubeにも転がっている。Utada名義の2nd発売に向けての企画だと思うが、ヒカルさんのR&Bシンガーとしての巧さが存分に発揮されている。

 

宇多田ヒカルとしてデビューする前にCubic U名義で出している「Close To You」のカバーもそうだ。これもYouTubeにMVがCubic Uさん以外にも色々な人がカバーしているこの曲だけれど、Cucic U以外のカバーはどれを聴いても本家(?)のCarpentersしか勝たんな、と思ってしまう。

 

あ、あとは尾崎豊の「I LOVE YOU」。疲れ切った声も含めて良い。