宇多田チームのデザイナー誰?

ここ5年くらい、宇多田ヒカル周りの(主にwebコンテンツの)デザインがあまり良くないなーという話。

最近出たものだと、2021年11月に8thアルバム「BADモード」のティザーとして出されたこの動画とかも素人感が強い。元の素材は素晴らしいので、変に字幕を入れたりしないでくれたら良い仕上がりになるのだが…。

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「BADモード」フィジカルのフラゲ日はこの動画(パッケージ開封動画)が出た。これも例によって素人編集なのだが、それは良いとして、「BADモード」の特に初回盤のデザインもけっこう野暮ったくないか?と思っている。

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初回盤はこの動画の通りでかい箱の中に色々入っている。あえて「手作り感」を演出するデザインになっていて、ロンドンのヒカルさんからのお届けもの、しかと受け取りました、という暖かさを感じる商品。中の字は全部手書きなのとかもいいんだけれど、それにしてももうちょっと洗練させられなかったのかという気持ちもあり。印字のフォントにも相変わらずこだわりなさそうだし…。それに、通常盤の歌詞カードで「キレイな人(Find Love)」の後半が丸ごと抜け落ちるというハプニングもありましたよね。(文句垂れておきながら、記念にと思って交換してないんですが)

何より、発売日のインスタライブで初めて初回盤の商品を手に取ったヒカルさんが「あれ?」みたいな反応をしていたのが気になる。デザインチームは当初のイメージを十分に実現できていないんじゃないだろうか。

 

そして、問題はホームページですよ。宇多田ヒカルのホームページではイベントごとに特設サイトが設けられており、トップページの下の方にある「GALLERY」のリンクから過去の特設サイトが見られる。最新の特設サイト「Hikaru Utada Live Sessions from Air Studios」はちゃんとしていて、解説当時安堵した覚えがある。凝ってるんだけど、凝りすぎてなくて「かっこいいな〜」と思える程度。

しかし、その一つ前の「Hikaru Utada Playlist Library - Celebrate 22 Years with 22 Songs」はもう最悪。せっかくの素晴らしいコンテンツが意味不明なデザインのせいで台無しになっている。本当は何回も見返したい内容なのだが、これでは見る気にならない…。なぜ。

そして、「大空から抱きしめて」から始まった歌詞特設サイトもひどい。見るだけで腹立たしいデザインなので開く気が起きない…。しかし、歌詞特設サイトは「誰にも言わない」を最後に開設されなくなっているので、とうとう内部でも「こりゃあかん」という話になったのかもしれない。アクセス数も全然なかったのでは…?

アルバム「初恋」の特設サイトもなかなかだ。目がチカチカするし、縦書きの「座談会」も読みにくいし(内容も相まって…)。

ただ、アルバムの特設サイトについても「BADモード」については改善されていた。これまでの歌詞サイトで続けてきた「ツイートを拾う」という試みは続けつつ、目もチカチカしないし読みやすいシンプルなデザインになっている。発売までのカウントダウンもワクワクしたし。

 

というわけで、現状としてはHPのデザインに希望が見えてきたが今度はYouTubeがちょっと怪しいな、という感じだ。本当にデザインは simple & clean に限ると思うので、どうかHPチームの皆さんはこの調子でお願いいたします。