宇多田ヒカル初のライブ音源

「Hikaru Utada Live Sessions from Air Studios 2022」が色々なところで鑑賞できるようになった。映像がNetflixで見られるようになり、音源を配信サービスで聴くこともできる。

なんだそれなら2月に買ったDVDとBDはどうなるんだと過ったが、一応ボーナストラックの「Face My Fears (Japanese Version)」の映像はここでしか観られないようになっているのか。音源はサブスクで聴けるけど。

ネトフリの方には宇多田ヒカル本人訳の(出典:twitter @hikki_staff)日本語&英語字幕が付いている。本人訳の英語字幕を付けるのはLaughter in the Dark Tourに次ぐ試みで、英語曲の本人による英語訳というのは史上初だと思う。と言いつつ「Hotel Lobby」の日本語字幕はExodusのブックレットに載っている新谷洋子さんの訳なのだが。一方の「About Me」はこれと違う訳になっていて(ということは本人訳?)、このあたりにヒカルさんのこだわりはあるのだろうか。ちょっと良く分からない。

まあ字幕のことは置いておいて、わざわざディスクを入れなくとも映像にありつけるのはとても嬉しい。LSAS2022は他のライブ映像よりもコンパクトなので観やすい。「ネトフリでも観て」をネトフリで観れるようになるなんて。

そして音源の配信もとても嬉しい。配信されてからはこればかり聴いている。特にいきなりビブラートマシマシな「誰にも言わない [Live Version]」、「About Me [Live Version]」、そして「One Last Kiss [Live Version]」あたりは音源を手に入れてからかなり好きになった。About Meを今の宇多田ヒカルの声で聴けるのは本当にありがたい。

宇多田ヒカルとネトフリといえば秋にオリジナルドラマ「First Love初恋」があるが、宇多田チームはこれに向けて「First Love」の別ミックスを用意しているようで、とても楽しみ。