11月24日、いよいよNetflixオリジナル「First Love 初恋」が配信される。12月9日には宇多田ヒカルのシングル「First Love 初恋」発売も控えている。
もし宇多田ヒカルに関係がなければ絶対に見ないであろう作品だが、予告編を見て高まってきている。
「First Love」から「初恋」に至る20年を、この2曲を通してドラマ化するアイデアはすごく良いなと思う。最初に宇多田ヒカルSTAFFのツイートでこの作品が作られることを知った時は「なんやそれ?」と思ってしまったが。仮タイトルかと思った。
そして宇多田ヒカル本人はLaughter in the Dark Tour 2018にて「First Love」→「初恋」を続けて披露するというプログラムをすでにやってのけている。デビューアルバムのタイトルトラックにして誰もが知る代表曲の「First Love」の次にそのタイトルをもじった新作を持ってくるという構成は中々なものだが、「初恋」の凄みはそのプレッシャーを見事にはねのけていた。最後のサビの前の長いブレイクの緊張感には息を呑んだ。
そしてこれを経た2022年になって、「First Love 初恋」というタイトルで「First Love」ジャケ写の未発表写真を冠したアナログシングルが発売される。
15才の自分との再会😳98年12月撮影、アルバムで使われなかった一枚。First Loveのレコーディングが大晦日だったからそれ含めアルバム最後の2、3曲の制作と期末テストの勉強でもしてた頃かな?
— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) 2022年11月11日
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スタッフも本人も完全に「First Loveリバイバル」の雰囲気になっている。側から見てると宇多田ヒカルもとうとうしょうもない商品出すベテラン歌手になってしまったか…とも取れるような。でもよく考えると「BADモード」の発売からまだ一年も経っていない(去年の今頃にちょうどこのシンプルすぎるアルバムティザー動画が公開された)。まだまだ「BADモード」モードが抜けていないところに「First Love」懐古ムードがやって来るというバランスはちょうど良いのかもな、と思った。
そして今は、宇多田ヒカルのライブツアーの発表に期待している。来るデビュー日&誕生日には何か発表されるだろうと踏んでいるのだがいかに。
そして、今度ライブがある時にはぜひもう「初恋」→「First Love」をやってほしいなと思っている。ネトフリの「First Love 初恋」、ひいては大名曲「First Love」に大いに乗っかっていきましょう。
「First Love」も「初恋」もコードはG Majorだが、「First Love」は最後A♭ Majorに転調する。そのため「First Love」→「初恋」を自然に繋げるにはどちらかのキーを調整する必要があり、ラフダクのときは「First Love」のキーが一つ下げられた。もちろん「キーが高すぎるなら下げてもいいよ/歌は変わらない強さ持ってる」の通りなんだが、やはり「First Love」は原キーへのこだわりも自分の中であって。なので4月のCoachellaで原キーが聞けたのは嬉しかった。
そして、「初恋」→「First Love」の順番にすればキーを変えなくとも繋がるので、やはりこのセトリ待ってます。