宇多田ヒカル@Coachella、YouTubeで見た

日本時間の4月17日(日)、米カリフォルニア州で行われている音楽フェス・Coachellaにて、88risingのステージ「Head in the Clouds Forever」が行われた。宇多田ヒカルも参加!宇多田は初のフェス参加となった!!初フェスがコーチェラのメインステージ!!!

僕はYouTubeでその様子を見守っていた。まず初めに宇多田が登場したのは、88risingのチャンネルで行われたPre-Party(YouTube Premium限定)。これを見るためにYouTube Premiumの無料トライアルを始めた。なんか記念のリング?を貰った後記念撮影をするビハインド映像にヒカルさんも映ってた。はっきりメイクと黒の衣装がとても素敵でした。カラオケパーティーみたいな方にはヒカル氏はいなかった。

15分ほどのPre-Partyが終わった後、いよいよCoachellaの方のチャンネルで88risingのステージが始まった。みんな生き生きパフォーマンスしてて良かった。けど、ヒカルはいつ出てくるんだと気が気じゃなかったのであまり見れていない…。ヒカルが出てきたのは最後から2番目、トリのJackson Wangの前だった。オイシイところ!

一曲目はご存知「Simple And Clean」。キングダムハーツ主題歌。アメリカで一番知名度が高いのはこれということでの選曲。ヒカルは昨日公開されたビジュアルと変わってショートヘア!「浪漫と算盤」「あなた」に近い。そして最近は白黒のシックな服が多かったけれど当社比派手な衣装だった。格好いいじゃん!ただ肝心の歌唱があまり聞こえず少々ヒヤヒヤ。

二曲目は「First Love」。前日に88rising公式が1stアルバムの時の写真をツイートしていたので、もしかして初期曲を演るのかな?とは思っていたんだけれど、あってもAutomaticかな〜と思っていたのでちょっとびっくり。そして、これ以降は歌唱の方もだいぶ持ち直してきて良かった。王道J-POPバラードなこの曲、会場ではどう聴こえてたのかな。

そしてピアノのイントロで繋ぎ、三曲目は再びKHテーマソングの「Face My Fears (English ver.)」。歌い始める前にヒカルの目が潤んでいたな。観客を目の前にして込み上げるものがあったんだろうか。アルバム「BADモード」ではEDMが古いとか言われてたこの曲だけど、この場ではとても輝いてた。2番冒頭の歌詞はやっぱり「Lose, soon have nothing to」には聴こえなかった。いつもなんて歌ってるんですかパイセン!

これで終わりかな?と思ってたらあの「ドゥクドゥクドゥクドゥク」からのAutomaticのイントロが!イントロに乗せて力のこもった煽りも聞けて良かったです。そしてダンサーたちとステージに座り込みながら「7回目の・・」と歌い出した。なんかこの明るさで、こちらの緊張もほぐれてきて自然と笑顔になった。何人か前の人の時にダンサーが使ってた電話を出さなくていいのか、とちょっと突っ込みたくなった。最後の「It's autimatic」ではお馴染みの拳突き上げもやってくれて、会場も温まってきたところで大本命?Jackson Wangにパス。

彼のパフォーマンスはただただ格好いいな〜と思って見た。途中で上着とタンクトップを脱いだけど体もばっちり仕上げてるなぁ〜と思っていたらなんと!ヒカルさんがキーボードの前に座って再登場!油断してました。知らない曲を歌ってるんだけど(最初の一音目を派手に外したんだけどそこからは一番リラックスして歌えてたと思う)、セルフコーラスまで用意されていて何だこれは?と思ったら、ステージ直後に88risingがEP「Head In The Clouds Forever」をリリースしたことを知る。すごいスピード感に驚くとともに大混乱だったが、どうもこれの三曲目「T」にヒカルが参加していて、さっき歌っていたのもこの歌だと分かった。「誘われてちょっと出てきます〜」と言ってた割に、蓋を開けてみれば持ち歌4曲と新曲1曲ガッツリ歌ってるじゃんか!!

宇多田ヒカルの初フェスはざっとこんなところ、背伸びせず堂々とやりきったステージは素晴らしかったです。

ちょっと音響が万全でなかったのは残念なところ。普段のヒカルのライブでのヒカルの声にアジャストされた万全の音響体制に比べてフェスの音響が劣るのは仕方ない。ヒカルはどんなマイクでも歌い切れるパワーがあるとかいうタイプでは全くないので、その点ではフェス向きではないかも。CD音源でも高音を持ち上げたりしてあのパワフルな歌声に仕上げているはず。生歌生放送の時は丸裸の声になってしまうので「あれ?調子悪い?」となってしまうんですよね。活動再開以降で生歌生放送をしたのは2016年の紅白と今回の2回のみで、前の紅白もこんな感じだった。昔のMステとかでは派手にピッチを外してることもあったりした。生歌生放送は宇多田ヒカルの弱みだなぁというのは今も昔も変わらず。今回のCoachellaでは次第にリラックスして声も出てきて良かった!映像と一緒に見てると力んでるのが伝わってくるんだけど、音声だけで聞くといつも通りのヒカルさんの声だなと思いました。