矢野顕子のさとがえるコンサート2023神戸公演に行った

2023年12月1日、神戸新聞松方ホールにて行われた「矢野顕子さとがえるコンサート2023 featuring 小原礼・佐橋佳幸・林立夫」に行ってきた。一回は矢野顕子のライブ行ってみたかったので今回行くことができ良かった。

覚えていることをつらつらと書き留めておく。(順番関係なし)

「ひとつだけ」、聴けて良かった。この日はわりと歯切れ良い弾き方&歌い方だったけど好きだった。

途中MCで「最近はイヤーモニターを使って(イヤーモニターとは言っていなかったが)カウントを耳で聞きながら演奏する人が増えているが、こうやって何もつけずにやるのが音楽です」というようなこと(うろ覚えです)を言っていたのを覚えている。

会場が一番沸いたのは「千のナイフ」だろう。矢野顕子はスキャットも交えながらピアノとシンセサイザーを駆使していた。途中ジャズみたいになってたり、メロディーのリズムがちょっと遊んでたり面白かった。演奏する前に「若い人は知らないかもしれないけどイエローマジックオーケストラというのがあって」「私はその後ろの方でシンセサイザーを弾いていたんです」と話していた。急に「ライディーン」が小学校の運動会でBGMになっていたのを思い出し、「来年はライディーンやるか」って言ってた。

宇宙飛行士の野口さんとの作業について紹介した後で野口さんの詩による「雲を見下ろす」を歌い、次に「では宇宙飛行士の娘さんはどんな気持ちだったのか…」と、娘さんが小学生の時に書いた詩に曲をつけたというのを歌っていて、とても綺麗だった。

10年遅れであまちゃんにハマっているそうで「潮騒のメモリー」のカバーをしていた。「千円返して」にすごい感情こもってた。

「Prayer」はギタリストのPat Mathenyが「矢野のために曲を作ってきた」といって聞かせてくれた曲に詞をつけたものだという紹介があった。CD音源よりも力強い歌い方をしていて良かった。

「クリームシチュー」、サビのコーラスも素敵だった。

アンコールは炭水化物シリーズ(「ごはんができたよ」、「ラーメンたべたい」)。「ラーメンたべたい」の最後の音(シンセの上行形の…)で客電がパッとつくのが鮮やかだった。