ベスト盤予約したよ。

宇多田ヒカルのベスト盤 "SCIENCE FICTION" のボーナストラック「Somewhere Near Marseilles -マルセイユ辺り- (Sci-Fi Edit)」。かねてから「マルセイユ辺り」の別バージョンが出たら嬉しいなと思っていたのでとても楽しみ。きっとこのボーナストラックが、アルバムのSFコンセプトを完成させるものになるのだろう。

元々の「Somewhere Near Marseilles -マルセイユ辺り-」って、12分もあるトラックだし浮世離れしているように見えるけど実はとても現実的な歌だと思っている。いきなり Give me something strong enough / Maybe I'm afraid of love / Say I'm not the only one という切実な言葉が連ねられ、最後は「オーシャンビューの部屋一つ予約」。結局予約するだけで何かが起きるわけでもなく、というのがいかにも現実的。

緻密に構成された12分のトラックに乗せられたこの「現実のうた」を、"Sci-Fi Edit"として組み直すとどうなるのかはとても気になる。

そして、Sci-Fi Editといえば新録の3曲(Addicted To You、traveling、光)もSFコンセプトの中にどう位置付けられるのか気になっている。ベスト盤といえツアーとも連動したコンセプトがしっかりある作品になりそうだから。アルバム「SCIENCE FICTION」のために仕立てられるのはこれら(マルセイユ、新録×3)4曲になるだろうから。まだ「新曲(タイトル未定)」があるけれど。

 

SFとは関係ないけど、「Addicted To You」といえば、「初恋」と「First Love」、「誰にも言わない」と「Can You Keep A Secret?」のように、「君に夢中」ってことだと捉えられるじゃんってリリース当時思ったのをを前の記事を書いてから思い出した。「君に夢中」は addicted to you というよりも into you に近そうだけど(歌詞に出てくるし)。