ニュー・サウンズ・イン・ブラス 2020には、キング・クリムゾンの『21世紀のスキッツォイド・マン』が収録されている。
これが結構良くて驚いた。周りの「ベートーヴェン・ポップス・シンフォニー」とか「威風堂々」とかはどうしようもない(ごめんなさい天野さん)編曲だけれど、キングクリムゾンだけは一つの曲としてのパワーを失わずに吹奏楽編曲されている。プログレと吹奏楽との相性は良いのかもしれない。
というところでもう一つ思い出されるのは2017年のニューサウンズに収録されている「よさこい節」。冒頭は「カルミナ・ブラーナ」のパロディーになっていて、ヘビメタ調のアレンジが鮮やか。こういう編曲モノが多ければ良いけれど、現実にはダサい仕上がりの曲が大多数。